研修コンテンツ

アンガーマネジメント研修

「感情を整え、医院の信頼を守る」
〜患者とスタッフの関係を変える実践型プログラム〜

アンガーマネジメントが必要な理由

こんな場面、心当たりはありませんか。
患者からの無理なお願いや、スタッフ同士のちょっとしたすれ違い。予定通りに進まない治療や、予期せぬトラブル。
そんな時、気づかないうちに「イライラ」が心に積もっていきます。やがて怒りの衝動は抑えたつもりでも、なぜか周囲には伝わってしまう。
私もこれまで、そんな場面を数えきれないほど見聞きしてきました。

ストレスをかえって増大させる働き方改革や、画一的な働き方を強いるワークライフバランス、多様性の理解を間違えてしまったコミュニケーションエラー、正しい怒り方を知らないリーダー・・・

ここ数年、仕事にまつわる状況が大きく変化するなかで今までになかった新たな問題がいたるところで噴出しその怒りの感情やストレスが、職場に蔓延している、ということです。

その一方で、怒りの感情をコントロールする方法について誰からも教わることはありませんでした。
ずっと「不機嫌な職場」のまま仕事を続けていく、ということが驚くほど多くあります。

ただ、怒りは悪ではありません。
じつは、その使い方次第で、信頼を築く力にも、壊す力にもなります。

もし、怒りに振り回されず、スタッフや患者に冷静でいることができるときっと、スタッフや患者、医院全体が安定感に包まれるはずです。
また、それは「数字」にも現れます。離職率の低下、患者リピート率の向上、クレーム件数の減少…

つまり、感情のマネジメントは、医院経営の基盤なのです。

アンガーマネジメントとは

アンガーマネジメントは、「怒らない方法」ではなく、怒りに振り回されないようにコントロールする技術、つまり「怒りを上手に扱う」ための心理トレーニングです。

1970年代のアメリカで生まれ、日本では2011年から一般社団法人日本アンガーマネジメント協会が普及を進め現在、累計約67,000回開講、受講者は188万人を超えています。

怒りは、不安・不満・焦り・悲しみなどといった「一次感情」から生まれ、6秒以内にピークを迎えます。まず、この6秒間をどう過ごすか――からです。
そのためには、まず自分の怒りの特徴を知っておくことが欠かせません。

怒りには主に4つの側面があります。

  • 強度が強い

    • 小さなことでも激昂する
    • 一度怒ると非常に強く怒る
  • 持続性がある

    • 根に持つ
    • 思い出し怒りをする
  • 頻度が高い

    • イライラすることが多い
    • カチンとくることが多い
  • 攻撃性がある

    • 人を傷つける
    • 自分を傷つける
    • モノを壊す

アンガーマネジメントの第一歩は、この4つを理解し、コントロールできるようになることをめざします。

もし、職場の共通言語として「アンガーマネジメント」があれば、コミュニケーション能力が向上し、組織運営がよりスムーズになります。

私たちは、お互いの人権を尊重し、あらゆるハラスメント、差別のない社会のために、アンガーマネジメントを人と人を繋ぐ共通言語として提案をいたします。

アンガーマネジメント基礎講座

目的

アンガーマネジメントの基礎知識やスキルを習得し、怒りの感情と適切に向き合えるようになります。多様な価値観を認め合いコミュニケーションを円滑にすることで、スタッフの医院に対するエンゲージメントの向上を目指します。

学ぶこと

  • アンガーマネジメントとはなにかを理解する
  • 怒りの感情メカニズムを正しく理解する
  • 「頻度」「持続性」「強度」「攻撃性」という4つの要素を整理し、自分の傾向を知る
  • 私たちを怒らせる要因を知り怒りが生まれるメカニズムを理解する
  • アンガーマネジメントの3つのコントロールを習得する

得られること

日常業務(患者対応、スタッフ間のやり取り、突発的トラブルなど)を題材に、ロールプレイを通じて実践力を高めます。
アンガーマネジメントを「知っている」から「できる」へと変化し、実際の現場で活用できる力を身につけます。

この研修を受けたら、どうなるのか:参加者の声

  • スタッフとの信頼関係が保たれる

    感情的な衝突や誤解が減り、安心して意見を交わせる雰囲気が生まれます。院内の空気が柔らかくなり、笑顔でのやりとりが増えます。

  • 患者対応がスムーズになる

    急なクレームや予期せぬ要望にも、落ち着いた声のトーンと誠実な説明で対応可能に。患者さんの「安心した表情」を目にする機会が増えます。

  • 自分自身の精神的疲労が減る

    怒りに振り回されなくなり、診療後に気持ちを引きずらずリセットできるように。帰宅後も穏やかな時間が過ごせます。

  • 院内の離職率が下がる

    人間関係のストレスが軽減し、「ここで働き続けたい」と思うスタッフが増えます。採用や教育コストの削減にもつながります。

  • トラブル対応の時間が減る

    スタッフ同士や患者との摩擦が減ることで、本来の診療やサービス提供に集中できるようになります。

  • 院長・ドクターの判断がぶれにくくなる

    冷静な感情マネジメントができることで、その場しのぎではない一貫性のある判断が可能になり、医院全体の信頼性が高まります。

  • 医院のブランド力が向上する

    「ここは雰囲気がいい」「安心して通える」といった口コミや紹介が自然に広がり、地域での評判が高まります。

担当トレーナー

 丸山法子

丸山法子

株式会社Rensa 取締役
一般社団法人アンガーマネジメント協会認定アンガーマネジメントファシリテーター コンサルタント/カスタマー対応アドバイザー

全国どこでも開催可能
アンガーマネジメント基礎講座の概要・お申込方法

開催日、研修時間
3時間〜5時間
※ワークや講義の進行状況により延長する場合があります。
開催形式
集合研修(院内・会議室等)
※オンライン(Zoom)も可能です。ご相談ください
<オンラインでの受講について>
研修では、グループでのワークを予定しています。双方向の顔が見えるミーティング形式で開催しますので、お一人ずつお顔を画面に映し、ご発言をいただく環境での受講が必須です。また、周囲の音がペアやグループのワーク時に、他の方の妨げにならない環境でご受講ください。
開催の流れ
無料相談→課題ヒアリング→最適プランのご提案(基礎+応用の組み合わせ可)→研修実施(院内 or オンライン)→フォローアップ
費用
150,000円(税別)
時間や内容、受講者数に応じて、ご相談に応じます。
また、再受講割引、プレ研修割引も対応いたしますのでご相談ください。
備考
※本研修は、日本アンガーマネジメント協会のカリキュラムに基づき常に改善を行い、最新の学習内容をお届けします。講座内容、受講条件などは、ページに記載されたものと若干異なる場合がございます。予めご了承下さい。
※本トレーニングは、録音・撮影の上、資料及び販促物として当サイトや関連サイトなどへ掲載または販売する場合がございます、ご理解の上お申し込み下さい。尚、参加者による本トレーニングの録音、撮影は使用目的に関わらず一切禁止されています。

お仕事ご依頼の流れ

  • お問い合わせ

    「Rensaに仕事を依頼したい」「まずは話だけでも聞いて欲しい」「こんなこともお願いできる?」など、どんなことでもけっこうです。まずはお気軽にお問合せフォームからご連絡ください。

  • ヒアリング

    ご訪問またはオンラインで、ご相談内容を詳しくお聞きします。
    (初回無料)

  • サービスご提案

    ニーズにあったご提案メニューをプランニングしご提案します。

最後に

「感情の連鎖を断ち、医院の未来を守る」

医院の雰囲気を左右するのは、最新の設備や華やかな広告だけではありません。
日々そこで働くスタッフ一人ひとりの「感情の質」こそが、
患者の信頼や満足度を大きく左右します。

アンガーマネジメントを学び、小さな実践を積み重ねることで、厳しい言葉を受けても落ち着いた声で対応できるようになり、その姿を見た周囲も冷静さを保つようになります。
こうした連鎖が、院内の空気を和らげ、スタッフ間の会話や患者への接し方にまで良い影響を与えていくでしょう。

弊社専属の経験豊富な講師が、自信を持って最適な研修プランをご提案し、
医院の現状や課題に合わせた実践的なサポートを行います。
単なる座学ではなく、現場で生かせるスキル習得を重視し、
受講直後から行動の変化を実感できるプログラムです。

小さな一歩が、未来を変える大きな力になります。
今、この瞬間から医院の信頼と安心を育てる第一歩を踏み出してみませんか。